KENWOOD KT-3030 (8号機) が到着
2026年8月15日、愛媛県松山市の F さんより
KENWOOD KT-3030
の修理依頼品が到着しました。
定価12万円
の高級 FM 専用チューナです。
程度&動作チェック
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修理依頼者のコメント
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かなり前にオークションで入手しました。
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部品交換・調整済ということでしたが、Lch から音が出ませんでした。
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ノークレーム・ ノー リターンとのことで返品は受け付けてもらえませんでした。
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REC CAL も Lch から出力されません。
フロント出力も同様です。
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受信はできて STEREO ランプも点灯します。
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外観のチェック
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製造シリアル番号は [54K10161] で、電源コードの製造マーキングより [1985年製造品] とわかりました。
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全体的にはかなり綺麗です。
よくよく見ればスレや汚れなどはあるのですが目立たないです。
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[簡易 F 端子] [RCA 端子] に輝きがあって良い状態です。
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電源 ON してチェック
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電源は問題なく入り、FL ディスプレイの所々に僅かなヤセがありますが、まだまだ使えます。
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操作はでき、周波数ズレはなく、[STEREO] 表示が出て受信できますが、右チャンネルから音が全く出ません。
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修理依頼者は「Lch から音が出ない」と言っていますが、R ch. (右チャンネル) の間違いと思います。
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(筆者の電波環境では) [S メータ] はフルに振れ、感度落ちは感じません。
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[REC CAL] ボタン ON で正常にテスト音が出ます。
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カバーを開けてチェック
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カバーを開けたとたん、プーンとタバコのヤニの匂いがしました。
過去に喫煙下で使われていたようです。
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筐体内は綺麗です。
基板も綺麗で目視で明らかに劣化とわかる部品は見当たりません。
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かなりの数の電解コンデンサが MUSE 等のオーディオクラスに交換されています。
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[IC19] [IC20] NJM4560D が IC ソケット化されて NJM4580DD に交換されています。
NJM4580DD のほうが性能が良いです。
リペア (その1):右チャンネルから音が出ない
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調査と原因
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オシロスコープを使って信号を追うと、左の写真の赤〇で囲んだ [C134] で信号が途切れていました。
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[C134] は前回のメンテナンスで交換されています。
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[C134] を指で摘まむとグラグラしていました。
ちゃんとハンダ付けされていないようです。
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左の写真で右のほうに緑色の電解コンデンサが見えますが、これは左チャンネル用の [C133] です。
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ステレオ回路なので、左右で同じ部品を使うのが正しく、これもおかしいです。
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右側の小さいほうが正解です。
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基板の裏側で [C134] のリードのハンダ付けを観察しました。
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右の写真の赤〇で囲んだように、ハンダがリードに付いていませんでした。
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要はハンダ付けがヘタクソなのです。
これが原因です。

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修理
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以下のリストのように [C134] を交換し、ハンダ付けもシッカリ行いました。
| 基板 |
部品番号 |
オリジナル |
前回メンテナンスで交換 |
今回交換 |
備考 |
| チューナ基板 |
C134 |
22uF/25V (BP) |
22uF/50V (MUSE/BP) |
22uF/25V (MUSE/BP) |
無極性電解コンデンサ |
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左の写真は交換後で、左右の [C134] [C133] で同じ電解コンデンサになったので、安心して使えます。
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右の写真は取り外した、前回のメンテナンスで不正に交換された電解コンデンサです。

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修理後の動作チェック
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RCA 端子から左右とも音が出ることを確認しました。
リペア (その2):受信音に膨大な高調波歪が発生している
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概要
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音は出るようになりましたがモヤモヤした音です。
スペクトルアナライズしてビックリしました。
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SSG から mono 1kHz オーディオ信号を送ると、38KHz 辺りまでビッシリ高調波が出ています。
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歪は数 % 以上あるので異常です!
これは再調整では直りません。
故障です。
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トラブルシューティング
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mono でも大きな歪があることから、PLL 検波が一番怪しいと考えました。
今まではここの対策で直っていました。
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下の回路は PLL 検波の部分です。
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赤〇で囲んだ [IC1] NJM2043D を取り外し、IC ソケット化してから新品と交換してみました。
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結果、現象に変化ありません。
これが原因ではないです。
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IC ソケットに元の NJM2043D を戻しました。
IC ソケット化したのは、再現試験を可能にするためです。

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次に疑ったのは AF アンプ関係で、L/R ともに大きな歪が出る可能性は、L/R 共通の SUB アンプです。
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下の回路はステレオ分離の加減算と出力アンプの部分です。
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赤〇で囲んだ [IC18] NJM4560D を取り外し、IC ソケット化してから新品と交換してみました。
[IC19] [IC20] は前回のメンテナンスで交換済みです。
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結果、現象に変化ありません。
これが原因ではないです。
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IC ソケットに元の NJM4560D を戻しました。
IC ソケット化したのは、再現試験を可能にするためです。

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次に疑ったのは FM 受信音/REC CAL 音 切換部分です。
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下の回路は FM 受信音/REC CAL 音 切換部分と MPX IC [IC13] AN7418S の周囲です。
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(A) には PLL 検波出力が入り、[Q36] と [IC12(2/2)] を経由して (B) からコンポジット出力します。
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オシロスコープで眺めると (A) は歪のない綺麗な波形、(B) は歪の乗った汚い波形でした。
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赤〇で囲んだ [IC12] NJM4560D を取り外し、IC ソケット化してから新品と交換してみました。
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結果、現象に変化ありません。
これが原因ではないです。
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IC ソケットに元の NJM4560D を戻しました。
IC ソケット化したのは、再現試験を可能にするためです。

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さて、困った!!! 初心に帰って、もう1度よく現象を観察してみました。
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SSG から mono 1kHz 信号を送っているのにも関わらず [STEREO] 表示が薄く点灯しています。
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これまで FLD 表示器の劣化だろうと無視していましたが、これにヒントがあると考えました。
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[STEREO] 表示信号は [IC13] AN7418S がパイロット信号を検出して出力します。
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SSG から送り込んでいる mono 1kHz にパイロット信号が無いのに [IC13] が STEREO 検出しています。
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こうなると、[IC13] AN7418S が疑わしいです。
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この IC から高調波歪成分が出て [IC12] の出力に回り込んで混入しているのでは?
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AN7418S を交換してみたいのですが手持ちがなく、かつ、製造中止品でもう販売している半導体商社がありません。
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修理依頼者に「MPX IC 故障のようだが、IC は入手不可なので修理不能になりそう」と連絡しました。
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すると「AN7418S の手持ちがあります。」とビックリする返信がありました。
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私のところに修理依頼するより前に、別の業者に修理依頼したら、AN7418S が壊れていると言われたとのこと。
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そこで修理依頼者のほうで AN7418S を調達したとのこと。
(当時はまだ流通在庫があったらしい。)
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修理依頼者に AN7418S を送っていただくようお願いしました。
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修理依頼者から AN7418S が届いたので、早速、交換しました。
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AN7418S を交換すると歪が消え綺麗な出力になり、直りました。(直ったと思った。)
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しばらく使っていると大きな歪が出る現象が再発しました。
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再発はしたが原因が AN7418S 周りにあるのは確実です。
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基板の AN7418S 周りをルーペで眺めてみました。
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上の回路図で青〇で囲んだ電解コンデンサ [C116] 1uF/50V のリードにハンダが付いていませんでした。
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この電解コンデンサは前回のメンテンス者が交換しています。
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要は、ハンダ付けがヘタクソなのです。
これが本当の原因
とわかりました。
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AN7418S を交換して直ったと思ったのは、交換の際に無意識にこの [C116] に触って一時的に接触回復したからでした。
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[C116] のハンダ付けを正しくやり直しました。
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修理後の動作チェック
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AN7418S 周りの部品をハンマリングして動作異常が発生しないことを確認しました。
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再調整で、KT-3030 らしい超少ない高調波歪率と高いステレオセパレーションが出ました。
リペア (その3):RCA 端子とボリュームのハンダクラック補修
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概要
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本機は前回のメンテナンスで電解コンデンサが多数交換されていますが、肝心のハンダクラック補修がされていません。
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右の写真は [RCA 端子] [ボリューム] の裏側です。
リードが直接、基板にハンダ付けされています。
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このハンダ付け部分部分には、リアパネルと基板の2方向から常にストレスがかかっており、ハンダクラックしやすいです。
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補修
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[RCA 端子] [ボリューム] のリードを補修ハンダ付けしました。
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既に [RCA 端子] でハンダクラック気味になっていました。
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補修後の動作チェック
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[RCA 端子] に挿入したプラグやボリュームを揺すっても音が途切れないことを確認しました。
再調整
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電源電圧チェッック (VP)
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[電源基板] 修理後の実測値は以下のように良好になりました。
| 基板 |
VP |
標準値 |
実測値 |
判定 |
備考 |
| チューナ基板 |
CN1-1pin |
-12V |
-11.8V |
〇 |
OP アンプ |
| CN1-2pin |
+12V |
+11.7V |
〇 |
チューナ全般 |
| CN1-3pin |
+15V |
+15.6V |
〇 |
MPX |
| CN1-5pin |
+5.6V |
+5.61V |
〇 |
MCU |
| CN1-7pin |
+54V |
+55.3V |
〇 |
VT 電源 (+B) |
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FM 受信部の調整
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調整結果
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OSC トラッキング調整がややズレていました。
再調整で規定内に入りました。
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RF トラッキング調整もかなりズレていました。
再調整で感度が上がりました。
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PLL 検波調整が大きくズレていました。
再調整で規定内に入りました。
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本機は全然再調整されていないと思います。
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これでもヤフオク出品者の記事は「メンテナンス済み」らしく、全然あてにならないです。
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ヤフオク出品者のいう「メンテナンス済み」とは電解コンデンサをハンダ付け不良込みで実施したということでしょう。
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「メンテナンス済み」と書けば高く売れますから。
そして NC/NR なんで許せないですね。
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修理&再調整により、以下のように素晴らしい性能が出ました。
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ステレオセパレーションの良さ、高調波歪率の少なさ、いずれもチューナとして最高性能で、当たりの個体です。
| 項目 |
IF BAND |
stereo/mono |
L |
R |
単位 |
| ステレオセパレーション (1kHz) |
Super Wide |
stereo |
67 |
70 |
dB |
| Wide |
66 |
66 |
dB |
| Narrow |
61 |
62 |
dB |
| Super Narrow |
60 |
57 |
dB |
| 高調波歪率 (1kHz) |
Super Wide |
mono |
0.0052 |
% |
| stereo |
0.0089 |
% |
| Wide |
mono |
0.0060 |
% |
| stereo |
0.0092 |
% |
| Narrow |
mono |
0.0082 |
% |
| stereo |
0.010 |
% |
| Super Narrow |
mono |
0.0085 |
% |
| stereo |
0.012 |
% |
| パイロット信号キャリアリーク |
Super Wide |
stereo |
-74 |
-75 |
dB |
| オーディオ出力レベル偏差 (1kHz) |
Super Wide |
mono |
0 |
0 |
dB |
| REC CAL |
Super Wide |
mono |
398 |
Hz |
| -6.7 |
dB |
使ってみました
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修理&再調整が終わって
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今回、前回のメンテンス者が実施した電解コンデンサ一斉交換が原因で2件の重大故障が発生していました。
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部品交換でハンダ付けしたら、それがうまくまわっているのを確認するは常識です。
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素人のかたはハンダを接着剤と間違っているのかチョンと付ければよいと思っているのでしょう。
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ハンダ付けは低温度溶接ですから、馴染みを確認しないとダメです。
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また、前回のメンテナンス者はハンダ付けに無鉛ハンダを使っていたようです。
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KT-3030 の時代はハンダに RH60 を使っており、これを使わないとハンダ付け不良になります。
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感度と音質
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感度と妨害電波排除能力は素晴らしく良いです。
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良い音です。
再調整後の試聴で音楽に聴き惚れてしまいました。
素晴らしい!
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やはり
定価12万円
だけのことはあります。
優れた機種です。