KENWOOD L-01T (12号機) が到着
2026年8月18日、埼玉県入間市の H さんから
KENWOOD L-01T
の修理依頼品が到着しました。
定価16万円
の高級 FM 専用チューナで
パルスカウント検波
です。
この写真は照明を全て LED にリプレースした後です。
程度&動作チェック
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修理依頼者のコメント
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ヤフオクにて画像を見て綺麗な機体と思って落札しましたが、実物は想像以上に良い状態でした。
これは宝物になります。
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電源、信号出力共問題はありませんが、いくつかの不具合はあります。
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感度が低いようです。
音声にノイズは乗っていないのでメーターの問題かもしれません。
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「STEREO」のインジケーターが点灯しません。
ステレオ感に問題はないように思います。
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照明に著しい劣化はないようですが、今後の事を考えて LED 化をお願いします。
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外観のチェック
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製造シリアル番号は [30700013] で、電源コードの製造マーキングより [1982年製造品] とわかりました。
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ビンテージ品としては受け入れできる綺麗な外観です。
そう気にならない細かい汚れ・スレ・キズはあります。
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リアパネルの端子類には輝きが残っており問題ないです。
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電源 ON してチェック
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電源は問題なく入り、ランプ切れはなく、ノブやスイッチ類は正常に反応します。
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ただし、WORDS 表示 (MUTING など) と三角表示に照明ムラが出ています。
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[S メータ] [T メータ] は正常に振れて [STEREO] ランプが点灯して放送を受信できました。
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修理依頼者は「感度が低い」と言っていますが、筆者の環境では [S メータ] がフルに振れて問題ないです。
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修理依頼者は「STEREO インジケーターが点灯しない」と言っていますが、輸送中の振動でランプの接触が直ったか?
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[TUNING] ノブを回して指針を動かすと 79.5~89.8MHz の間でしか移動できません。
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おそらく、散光アクリル板が白熱ランプの熱で反って指針に当たっていると思います。
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こうなると LED 化して散光アクリル板を除去するしか復活の方法がありません。
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今回、照明を LED 化することを依頼されているので、これで直ります。
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[TUNING] でのバックラッシュが 0.3MHz 程度あってかなり大きいです。
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受信動作するので、現状のオーディオ性能を測定してみました。
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ステレオセパレーションが落ちてはいますが実用範囲はキープしています。
| 項目 |
IF BAND |
stereo/mono |
L |
R |
単位 |
| ステレオセパレーション (1kHz) |
WIDE |
stereo |
38 |
37 |
dB |
| 高調波歪率 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0.043 |
% |
| stereo |
0.043 |
% |
| パイロット信号キャリアリーク |
WIDE |
stereo |
-57 |
-64 |
dB |
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カバーを開けてチェック
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内部に薄いホコリがあるものの綺麗なほうです。
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基板を目視で眺めて明らかに劣化とわかる部品は見当たりません。
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ダイヤル指針ワイヤのテンションバーにオイルかグリスかが塗布されています。
何のために???
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予想通り、散光アクリル板が反って指針に当たっていました。
リペア (その1):バックラッシュが大きい
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調査と原因
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右の写真はプーリーとプーリー軸の部分で、バリコンギア機構はバリコン側にあります。
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バリコンギア機構のプーリー軸とギアとの固定が外れていました。
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また、バックラッシュギア用のスプリングが全然効いていません。
これが原因です。
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この状態に至った推定経緯
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本機は過去にバリコンギア機構からプーリー軸が脱落してギア機構がバラバラになったようです。
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バラバラ状態をヤフオク出品者がなんとか再組立てしています。
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その証拠に、プーリーを付け直した痕跡があるので、この推理は当たりです。
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ギア機構はバックラッシュレスギアを使ってスプリングの力でギアを挟み込んでいます。
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ギア機構をバラバラに分解して再組立てしても、バックラッシュレスギアのスプリングが緩んだままになります。
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要するに、
このギア機構は修理不可になっている
のです。
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修理不可なので諦めるしかない
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バックラッシュがあっても使えないことはないです。
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[同調操作しにくい] [再調整でトラッキング調整がやり辛い] となります。
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加えて、トラッキング調整の精度が 0.3MHz 以上となってしまうのはやむを得ないです。
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ヤフオク出品記事に本件が書いてなかったのなら
ババ掴み
ですね。
ヤフオクってこういう世界です。
リペア (その2):照明を LED にリプレース
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従来の照明回路と [照明基板]
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従来の照明回路です。
ランプへの給電は AC/DC 混在しています。

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本機の [照明基板] の状態を確認
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写真の一番下にあるダイヤル照明用散光板が変形し始めています。
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この散光板の下にはダイヤル指針があり、もっと変形が進むと散光板に指針が接触して動きが悪くなります。
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散光板が変形したのは、フィラメントランプの熱に長時間晒されたためです。

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この写真の一番下に黒っぽい部分が見えますが、これは散光アクリル板が反って基板をはみ出た部分です。
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ここが指針に当たって、指針の動きが悪くなるのです。

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リプレースに使う LED
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左の写真のテープ LED は [ダイヤルスケール] [S メータ] [T メータ] [WORDS] 照明に使います。
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1m あたり高輝度 LED 240個の凄まじい製品です。
発色はウォームホワイト (電球色) です。
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5mm 砲弾型 LED はセレクタとステレオ表示に使います。
[白色、10000mcd、照射角60度] です。
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3mm 砲弾型 LED は指針に使います。
[ウォームホワイト色、14400mcd、照射角30度] です。

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LED 化した表示回路と LED 化した照明基板
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LED 化した表示回路です。
全て DC 駆動に変更しました。

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LED 化した [照明基板] の表と裏です。


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テープ LED にすると [ダイヤルスケール] [メータ] [WORDS] 用散光板は不要になるので除去しました。
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[セレクタ] [STEREO] 用の散光板はそのまま使いました。
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[WORDS] 照明の周りにある四角い枠は自作の遮光板です。
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ボール紙で簡単工作し、黒ラッカー塗装してからボンドで貼り付けました。
サイズは 110(W)×13(H)×10(D) mm です。
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テープ LED を貼り付ける位置は重要です。
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LED の中心を基板下から、[ダイヤルスケール] 用 9mm、[S/T メータ] 用 32mm、[WORDS] 用 24mm にします。
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LED 化完成
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LED 化後はムラのない非常にスッキリとした素晴らしい表示になりました。
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L-01T が発売された時代には [高輝度 LED] [高輝度テープ LED] がなかったのです。
技術進歩が LED 化を可能にしました。

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ダイヤル指針の動きを邪魔していた散光アクリル板を除去したので、スムーズに動くようになりました。
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コメント
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フィラメントランプの時は 8V/0.15A のランプを23個使っていたので、照明だけで実に 28W 電力消費していました。
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LED 化後の電力消費は 0.5W くらいで激減しました。
発熱はほぼないです。
SDGs に貢献できます。
電気代も安くなります。
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長い目で見ると、今回の費用は安くなった電気代で回収できます。
リペア (その3):ハンダクラックの予防補修
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L-01T でハンダクラックの発生しやすい箇所は RCA 端子
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リアパネルにある [RCA 端子] リードのハンダ付け部にはリアパネルと基板の2方向から常にストレスを受けているので、ハンダクラックしやすいです。
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右の写真で黄〇で囲んだハンダ付けです。
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予防補修
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黄〇で囲んだハンダを一旦除去し、新しいハンダで付け直しました。
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補修後の動作チェック
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RCA 端子に挿入したプラグを揺すっても音が途切れることがないことを確認しました。
再調整
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電源電圧チェッック (VP)
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実測値は以下のように良好でした。
| VP |
標準値 |
実測値 |
判定 |
備考 |
| 電源基板 端子13 |
+14V |
+13.9V |
〇 |
Front End, IF |
| 電源基板 端子15 |
+16V |
+16.1V |
〇 |
MPX |
| 電源基板 端子17 |
-16V |
-16.1V |
〇 |
MPX |
| 電源基板 端子19 |
+12V |
+12.6V |
〇 |
1'st OSC |
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FM 受信部の調整
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調整結果
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本機はバックラッシュが大きいので調整し辛いです。
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指針を周波数の 高→低 へ移動した時にバックラッシュ分を見込んで -0.1MHz の位置に調整しました。
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バックラッシュがあるのでピッタリという訳にはいかず、大体合っているといった感じになります。
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フロントエンドの RF トラッキング調整で感度が少し上がりました。
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IF WIDE ゲインが上がり過ぎでした。
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おそらく、誰かが調整を弄ったと思います。
再調整で規定通りになりました。
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パイロット信号キャンセル調整が大きくズレていました。
再調整でキャリアリークが大きく改善しました。
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SUB 調整が大きくズレていました。
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調整ボリュームが回し切りになっていたので、誰かが調整を弄ったと思います。
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再調整で規定通りになりました。
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ステレオセパレーションや高調波歪率が大きく改善し、音の解像度が上がりました。
| 項目 |
IF BAND |
stereo/mono |
L |
R |
単位 |
| ステレオセパレーション (1kHz) |
WIDE |
stereo |
56 |
56 |
dB |
| NARROW |
23 |
23 |
dB |
| 高調波歪率 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0.086 |
% |
| stereo |
0.086 |
% |
| NARROW |
mono |
0.10 |
% |
| stereo |
0.10 |
% |
| パイロット信号キャリアリーク |
WIDE |
stereo |
-84 |
-81 |
dB |
| オーディオ出力レベル偏差 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0 |
+0.04 |
dB |
使ってみました
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修理&再調整が終わって
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かなり良い性能が出ました。
バックラッシュがなかったら、もっと良かったのですが残念です。
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L-01T は照明を LED 化したほうが、白熱ランプの時より圧倒的に綺麗な照明になります。
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白熱ランプの寿命が1,000~2,000時間に対し、LED は40,000~50,000時間で、少なくとも40倍です。
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L-01T はパルスカウント検波、L-02T は PLL 検波でどちらも良い音ですが、筆者の感性では L-01T のほうが音が良い気がします。
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特に本機は再調整により、ウットリ惚れる素晴らしく良い音になりました。
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デザイン
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デザインはとても良いですが、ともかく大きいです。
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電源を入れるとダイヤル面などが照明でパッと浮き上がります。
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チューニングノブから手を離すと、同調サーボロックがかかります。
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アンテナ端子に F 端子があるのが、ありがたいです。
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[RF SEL] は [NORMAL] 側 (押し込んだ位置) で使うのが良いです。
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[DIRECT] 側では RF 増幅アンプが全てバイパスされ、同調回路も2段少なくなります。
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[DIRECT] は放送電波塔が目の前にあって電波が強過ぎる場合に使うモードです。
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こういう人はほとんどいないと思うので [NORMAL] にするのが正解なのです、
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リアパネルにある [CONTINUOUS DIAL LIGHT] スイッチ
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[ON] で、ダイヤルスケールとメータ照明が常時点灯します。
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[OFF] で、ダイヤルスケールとメータ照明がチューニングノブに手を触れた時だけ点灯します。
面白い仕掛けです。
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感度や音質
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感度は良好で、高級機らしい安定な受信ができます。
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音はパルスカウント検波らしいスッキリ感があります。
解像度感のある澄みきった音に聞き惚れます。
低音はよく出ています。
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NHK FM でクラシック音楽を聴いていると、静寂の中からキラキラ輝く素晴らしい音が飛び出すのを感じます。
S/N が良いです。
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人の声にもリアルさを感じます。
目の前で話していると錯覚しそうです。
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素晴らしいチューナです。
ただし、半世紀物ですから新たに入手した場合は多くのリペアが必要になると思います。