KENWOOD L-02T (10号機) が到着
2024年2月5日、東京都町田市の G さんより
KENWOOD L-02T
の修理依頼品が到着しました。
定価30万円の超高級チューナ
です。
写真は照明 LED 化後です。
状態チェック
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修理依頼者のコメント
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外観
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製造シリアル番号は [30500109] で、電源コードの製造マーキングより [1982年製造品] とわかりました。
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かなり綺麗な逸品です。
よくよく見れば僅かなキズやスレはありますが、目立ちません。
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電源 ON してチェック
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電源は入り、ランプ切れはないですがかなり暗いです。
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以下の反応しない以下のボタンがあります。
これ以外のボタンは正常に反応します。
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[IF BAND] ボタンの WIDE/NARROW 切換ができず、[WIDE] ランプ点灯のままです。
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[METER] ボタンの DEVIATION/MULTIPATH 切換ができず、[DEVIATION] ランプ点灯のままです。
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[RF SELECTOR] ボタンの DIRECT/NORMAL 切換ができず、[DIRECT] ランプ点灯のままです。
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[ANTENNA] ボタンの A/B 切換ができず、[B] ランプ点灯のままです。
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上記のボタンの不具合より [ANTENNA : B] [RF SELECTOR : DIRECT] でしかチェックできませんが ・・・
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[STEREO] ランプが点灯し、問題なくステレオで FM 受信できます。
[S メータ] の振れは正常そうです。
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カバーを開けてチェック
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まずはここで苦労しました。
天板はリア側にスライドして外すのですが硬くて動かない。
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L-02T でこんな硬いのは初めてです。
隙間から潤滑油を注入して15分待って、やっと外れました。
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内部には薄っすらとホコリが溜まっていますが、基板は綺麗で目視でわかる劣化部品は見当たりません。
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IC やトランジスタのリードにマイグレーション発生は無さそうです。
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バリコンギア機構のプーリー軸の固定が外れ、プーリー軸が脱落しそうになっています。
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バリコンの軸に緑青サビがビッシリ出ています。
対策が必要です。
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[コントロール基板] に実装されているコインバッテリが膨張して爆発しそうになっています。
恐ろしい!
(下の左の写真)
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このバッテリで操作ボタンの状態 (例えば、ANTENNA A/B の状態) の記憶をバックアップしています。
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筐体内にダイヤル指針に付いているはずのスライドシートが転がっていました。
ありゃりゃ!
(下の右の写真)

リペア (その1):[コントロール基板] のコインバッテリが膨張して爆発しそうになっている
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原因
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このコインバッテリ [CR2430] で、は操作ボタンの状態を記憶保持します。
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[リペア (その2)] で [IC12] TC4044BP が故障していましたが、この IC もコンバッテリで記憶保持します。
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[IC12] が故障し通常より大きな電流が流れ、コインバッテリが過放電してしまったのです。
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コインバッテリはリチウムイオン電池で、過放電すると内部にガスが発生します。
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こうなるとコインバッテリは膨張し、最悪、爆発します。
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修理
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元のコインバッテリはタブ付きで、タブを基板にハンダ付けしているので、ユーザで交換できません。
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そこで、右の写真のように、ユーザでも電池交換できるよう [CR2032]+[ソケット] に換装しました。
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[CR2032] は [CR2430] より容量が少ないですが、それでも25年間は使えると思います。
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交換の際は+側 (文字が書いてあるほう) を上にします。
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普通の [CR2032] は何より入手しやすく安いです。
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100円ショップでも買えます。
ダイソーでは3個で110円です。
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これだけ安いのなら、安全・安心を考慮して10年に1回交換することをお奨めします!!!
リペア (その2):[IF BAND] [METER] [RF SELECTOR] [ANTENNA] ボタンが効かない
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原因
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下は [コントロール基板] の [IF BAND] [METER] [RF SELECTOR] [ANTENNA] ボタン周り回路です。
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不具合ボタン全てが1つの [IC12] TC4044BP に接続されています。
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TC4044BP は RS フリップフロップで、押されたボタンを Qn で記憶します。
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例えば、ANTENNA [A] が押されると Q0 = Low、[B] が押されると Q0 = High となります。
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ところが、これらのボタンをどう押そうと、常に Q0 = 7.4V / Q1 = 1.4V / Q2 = 1.4V / Q3 = 7.6V になっています。
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Q0, Q3 は High ですが、Q1, Q2 は High でもない Low でもない電圧です。
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原因は [IC12] TC4044BP 故障です。

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修理
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[TC4044BP] は L-02T 製造時には汎用ロジックとして簡単に安価で購入できたのですが ・・・
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今探すと廃品種になっているようで、業者の在庫がなかなか見つからず、しかもビックリするような高価になっています。
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この IC 以外にも故障があると、再手配で修理に時間がかかるので、[コントロール基板] に実装されている他の汎用ロジック IC も一緒に手配しました。
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[IC12] を届いた新品の [TC4044BP] に交換したらアッサリ直りました。
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右の写真で赤〇で囲んだ IC です。
今回の修理でソケット化したコインバッテリの近くです。
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トラブルシューティングで何度も外すかもしれないので、IC ソケット化してから交換しました。
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修理後の動作チェック
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[IF BAND] [METER] [RF SELECTOR] [ANTENNA] ボタンが軽快に効くようになりました。
見事!直りました!!!
リペア (その3):バリコンギア機構のプーリー軸が脱落しそうになっている
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右の写真で赤〇で囲んだプーリー軸に隙間が見えますが、この隙間が無いのが正しい
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隙間があるとバックラッシュが発生します。
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最悪、プーリー軸が脱落するとギアがバラバラに外れ修理不能になります。
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再固定できればよいのですが、どのように固定されてるのかがわからないのです。
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よって再固定はバリコンメーカでないとできないと思います。
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対策
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当方では、プーリー軸脱落防止 [押さえ込み板] を入れる対策をしています。
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[押さえ込み板] の材料として厚みの違うアクリル板を特注し常備しており、それらを組み合わせて使っています。
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[側板]~[プーリー] の間に [特注アクリル板] を挿入して、側板から押さえ込んで脱落防止します。
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隙間を 1mm 以下にするのが目標です。
本機は [特注アクリル板] (50×50×5mm) 1枚で目標を達成しました。
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左の写真のように [特注アクリル板] を右側板に G17 ボンドで接着してから、右の写真のように組み立てました。

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見事に対策できました!!!
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バックラッシュが無くなって、[TUNING] ノブでの同調がスムーズにできるようになりました。
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側板から [特注アクリル板] を介してプーリー軸を押しているので、もう脱落する心配は不要です。
リペア (その4):バリコン軸に緑青サビがビッシリ出ている
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右の写真で、軸が接触プレートに触れる部分で緑っぽいのが緑青サビ
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サビは絶縁体ですから接触不良を発生させ、バリコンの容量が不安定になって、雑音や感度低下となります。
古いバリコンではよくある故障です。
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まずはこれを直さないとマトモに使えず、再調整に入れません。
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以下のようにバリコン軸の接触回復作業しました
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エレクトロニッククリーナ
を軸受けに噴射してから、何度もバリコン羽を動かすと緑青サビが湧き出てきます。
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湧き出た緑青サビを刷毛や爪楊枝で丹念に落とします。
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[1] と [2] を何度も何度も繰り返します。
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仕上げに、軸受けに
CRC 5-56
を塗布して防錆処置します。
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結構手間がかかりましたが、大量の緑青サビが除去できました。
リペア (その5):照明を LED 化
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使用する LED
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LED 化が必要なのは [S メータ] [T メータ] [D/M メータ] [ダイヤル指針] です。
これ以外は元々 LED 表示です。
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左の写真の [FUSE 型 LED] はメータの照明に使います。
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1個で [6000K 白色 LED]×9個分搭載しており、全部で3個使います。
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メータ内に組み込むので、両端の口金を外して LED モジュールだけ使います。
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右の写真は指針用に使う 3mm 砲弾型 LED です。
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指針に [赤色、20000mcd、照射角 30°]、指針周辺ダイヤル照明に [白色、25000mcd、照射角 30°] の2本使います。

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LED 化回路
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LED に供給する電源は [C35] 電解コンデンサの両端から取っています。
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[Ambient Lighting] は真っ暗闇でも同調周波数を把握できるよう、指針周辺のダイヤルを軽く照明します。

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LED 化作業
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メータ照明は下のように LED 化しました。
[D/M メータ] の例ですが、[S メータ] [T メータ] も同じです。
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左の写真は FUSE 型9素子 LED 実装状態です。
口金を外して LED 基板だけ使っています。
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右の写真は経年変化しない260℃耐熱ポリイミドテープで封印した様子です。
黄色のテープです。
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メータの黒い遮光テープもポリイミドテープで補強しています。
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ここは普通のセロテープではダメなのです。
ポリイミドテープが正解です。

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下の写真は全面改修した [指針基板] の表裏です。
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垂直に立っているのが指針用の赤色 LED です。
横に寝ているのが指針周辺のダイヤルを照明する白色 LED です。
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そもそも L-02T にはダイヤル照明がないので、真っ暗闇では指針位置の把握ができず、この白色 LED で補助するのです。

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LED 化完了
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下の写真のようにクッキリ・ハッキリの美しい照明になりました
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メータの数字は設計者は本来望んだであろう、綺麗な薄緑っぽい表示になりました。
やはり白色が正解です。
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指針周辺ダイヤル照明で真っ暗闇でも指針が指している周波数がわかるようになりました。

リペア (その6):その他
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ダイヤル指針のスライドシートが筐体内に転がっていた
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スライドシートを指針の本来の位置に取り付けました。
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フロントパネルの内部がゴミだらけ
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照明 LED 化作業でフロントパネルを分解したので、ついでに内部の綿埃などをできる範囲で清掃しました。
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フロントエンドの上カバーが汚い
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上カバーを取り外して中性洗剤で水洗いしてからドライヤで乾かしました。
綺麗になりました。
再調整
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電圧チェック (VP)
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実測値は以下のように良好でした。
| VP |
標準電圧 |
実測電圧 |
判定 |
備考 |
| 電源基板 |
15pin |
+14V |
+14.3V |
〇 |
FRONT END |
| 18pin |
-15.5V |
-14.1V |
〇 |
IF |
| 20pin |
+14V |
+14.3V |
〇 |
| CN1 |
1pin |
-8V |
-7.72V |
〇 |
CONTROL |
| 2pin |
+8V |
+7.73V |
〇 |
| CN2 |
2pin |
+15V |
+15.5V |
〇 |
MPX COMPOSITE (非安定) |
| 3pin |
-15V |
-16.2V |
〇 |
| CN3 |
3pin |
+15V |
+15.7V |
〇 |
MPX R (非安定) |
| 4pin |
-15V |
-15.3V |
〇 |
| CN4 |
1pin |
+12V |
+12.0V |
〇 |
RELAY |
| 3pin |
+8.5V |
+8.51V |
〇 |
LED |
| 4pin |
+7.4V |
+7.33V |
〇 |
POWER MUTE |
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FM 受信部の調整
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調整結果
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以下のような素晴らしい性能に調整できました。
特に高調波歪率が非常に少なく優秀です。
| 項目 |
IF BAND |
stereo/mono |
L |
R |
単位 |
| ステレオセパレーション (1kHz) |
WIDE |
stereo |
67 |
70 |
dB |
| NARROW |
59 |
53 |
dB |
| 高調波歪率 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0.0052 |
% |
| stereo |
0.0052 |
% |
| NARROW |
mono |
0.0048 |
% |
| stereo |
0.0048 |
% |
| パイロット信号キャリアリーク |
WIDE |
stereo |
-72 |
-76 |
dB |
| オーディオ出力レベル偏差 |
WIDE |
mono |
0 |
+0.07 |
dB |
| REC CAL 信号 |
WIDE |
mono |
430.7 |
Hz |
| -6.4 |
dB |
使ってみました
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修理&再調整が終わって
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ボタンが効かないという明確な故障に修理依頼者が気付いていなかったのが不思議ですが、直ってよかったです。
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この機種は照明 LED 化が正解です。
スッキリ美しい現代的な表示になりました。
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指針付近のダイヤル面への補助照明は正解です。
さり気ない気遣いという感じが良いです。
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感度や音質
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流石に良い音
です。
安定度とか音質とかスペック表現できない部分が超優れています。
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感度が良く、高解像度でカチッとした超高音質です。
高域も低域もよく出ています。
S/N も良いです。
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高解像度の音なのにハーモニー再現力もあります。
放送スタジオに居るかのようなリアルな音にハッとします。