Marantz SH-T10 (2号機) が到着
2026年8月13日、岩手県盛岡市の M さんより
Marantz SH-T10
の修理依頼品が到着しました。
7連バリコンの FM 専用高級チューナです。
本機のブランドは [Marantz] ではなく、[Sound House] となっています。
この写真は修理&照明 LED 化後です。
とても美しい輝きになりました。
本機は Sound House ブランド!
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概要
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本機のフロントパネルには [Marantz] のロゴマークはなく、代わりにパネル左下に、下の写真のロゴマークがあります。

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[Sound House SH-T10] とは、いったい何者だろうと調べてみました
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1982年に日本の有力オーディオ専門店が集まって結成した共同ブランド「SOUND HOUSE LEAGUE(サウンドハウス・リーグ)」から発売された、往年の名機と呼ばれる FM 専用ステレオチューナです。
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当時の高級オーディオショップ(ダイナミックオーディオなど)が中心となり、音質にこだわるオーディオマニア向けに企画・開発されました。
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製造は日本マランツが手掛けており、マランツの優れた高周波技術や音響回路が惜しみなく投入されています。
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現在の楽器・音響通販大手である
サウンドハウス
とは関係ありません。
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結局
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Sound House SH-T10] とは「SOUND HOUSE LEAGUE」から発売されたスペシャルバージョンとわかりました。
程度&動作チェック
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修理依頼者のコメント
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全体的に外観の状態は良いのですが、いろいろ不具合があります。
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ランプ類は全て点灯しません。
チューニングインジケーター・ステレオインジケーターいずれも点灯しません。
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チューニングメーターずれてます。
シグナルメーターとデビエーション/マルチパスメーターが動きません。
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ステレオで受信しません。
76MHz 付近の局を 80MHz 辺りで受信します。
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ミュートをオフにしないとレック・トーン作動しません。
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ランプ類の LED 化をお願いします
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外観のチェック
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製造管理シールが剥がれて無くなっているので、製造シリアル番号は不明です。
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電源コードの製造マーキングより [1981年製造品] とわかりました。
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ウッドケースに僅かなキズやアテはあるのですが、ピカッと光って原型を保っており、良いほうと思います。
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フロントパネルやリアパネルは綺麗です。
ウッドケースが保護してくれたのでしょう。
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電源 ON してチェック
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[ダイヤル照明] [メータ照明] のランプは光っているのですが、暗くて受信状態把握に難ありです。
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電源 ON でき、操作スイッチは正常そうに反応します。
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[T メータ] [S メータ] はそれなりに振れますが {D/M メータ] は振れません。
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[REC TONE] も含めて、[MUTING] スイッチを OFF にしないと音が出ません。
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放送は受信できるのですが、80MHz の放送が 85MHz と +5MHz もの大きな周波数ズレがあります。
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[STEREO] [LOCKED] ランプが点灯しませんが、おそらく、大きな周波数ズレが要因のような気がします。
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ウッドケースを外して内部をチェック
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底板にサビが出ていますが今は問題はないです。
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木は湿度を吸収するので鉄板にサビが出やすいです。
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長期的には底板を磨いてから塗装することをお奨めします。
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[ダイヤル照明] [メータ照明] の白熱ランプは光っているのですが、輝度が極端に落ちています。
寿命です。
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基板は綺麗で、目視で明らかに劣化とわかる部品は見当たりません。
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放送波で軽く調整したところ、周波数ズレなどは直りそうとわかりました。
リペア (その1):照明を LED にリプレース
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概要
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この機種は周波数ダイヤルやメータが見えないと調整できないです。
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本機では白熱ランプが劣化して照明が弱く、周波数ダイヤルやメータが見えないです。
まずは照明の LED 化が必要です。
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SH-T10 でフィラメントランプが使われているのは [ダイヤル照明] [メータ照明] です。
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使用する LED と LED 化回路
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左の写真のウォームホワイト高輝度テープ LED を使います。
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テープ LED は単位ごとに切って使えます。
単位ごとに LED×3個 です。
テープ幅は 10mm です。
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右は LED 照明回路です。
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LED は DC 駆動する必要があり、[C806] 電解コンデンサの両端より電源を取ります。
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記入した電圧と電流は実測値です。
取り出す電流は 1.1mA と僅かなので SH-T10 の動作に影響はありません。

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LED 実装作業
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左の写真は [メータ押さえ&ランプホルダ金具] に取り付けたテープ LED です。
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厚紙を金具に貼り付けて、そこにテープ LED を貼り付けています。
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右の写真はダイヤル照明として取り付けたテープ LED です。
ダイヤル板を左側から照明します。

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左の写真のように、[C806] の裏側に電流制限抵抗の [47kΩ] [10kΩ] を取り付けています。
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この抵抗を交換することで輝度を増減することができます。
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右の写真は、これまで実装されていたフィラメント麦球です。
本来、透明であるガラスの部分が真っ黒になっていました。

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LED 化完成
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ウォームホワイト色 (電球色) LED を使ったので元の雰囲気はそのまま残っていると思います。
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黙っておれば、LED にしていることに気付かないと思います。
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ただし、フィラメントランプの時より [明るく] [スッキリ] [ハッキリ] の美しい表示なりました。
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フィラメントランプの時は照明で 3W 電力消費していましたが、LED では
0.03W 以下
と激減しました。
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安くなった電気代で、今回の改造費は回収できますよ!
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また、消費電力の減少でケース内部の温度上昇が防げるので、機器の信頼性が上がります。

リペア (その2):+5MHz もの大きな周波数ズレがある
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原因
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FM フロントエンドの OSC 用トリマコンデンサの故障と思われます。
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通常、トリマコンデンサの故障は容量が抜ける方向が多いですが、今回は増える方向です。
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ですから、誰かがこのトリマコンデンサを弄ったからかもしれません。
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真の原因がどちらかわからないので、このトリマコンデンサを交換することにします。
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修理
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左の写真は OSC トリマコンデンサ {C132] 交換後で、右の写真はこれまで実装されていた故障したトリマコンデンサです。

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修理後の動作チェック
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トリマコンデンサ交換後、FM フロントエンドのトラッキング調整をして、周波数ズレは直りました。
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同時に [LOCKED] ランプが点灯し、[D/M メータ] が振れるようになりました。
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これらの不具合の原因は、この周波数ズレだったようです。
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[STEREO] ランプが点灯しない現象は残ったままです。
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これまでわからなかった新たな不具合が見つかりました。
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[TUNING] ノブを回すと回転に同期してジャリジャリという雑音が出ます。
リペア (その3):バリコン軸の接触不良回復
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概要
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[TUNING] ノブを回すと回転に同期してジャリジャリという雑音が出ます。
バリコンの故障です。
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原因
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下の写真のように全ての [バリコン軸と接触板] の間に緑青サビが出ています。
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サビは絶縁物なので、バリコン軸で接触不良が発生します。
これが原因です。

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修理
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バリコン軸接触不良回復作業を実施しました。
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エレクトロニッククリーナ
を軸受けに噴射し何度もバリコン羽を動かすと緑青サビが湧き出てきます。
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湧き出た緑青サビを爪楊枝/歯間楊枝/歯間ブラシで丹念に落とします。
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[1]~[2] を何度も何度も繰り返します。
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接点復活スプレー
を少量吹きかけ馴染ませます。
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仕上げに、軸受けに
セラグリス HG
を塗布して防錆処置します。
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7連バリコンなので結構手間がかかりましたが完了しました。
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修理後の動作チェック
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[TUNING] ノブを回してもジャリジャリ雑音が出ないことを確認しました。
リペア (その4):[STEREO] ランプが点灯しない
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原因
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経年変化で MPX IC の VCO 調整がズレたためです。
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修理
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右の写真で黄〇で囲んだ VCO 調整用 [R323] を再調整しました。
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修理後の動作チェック
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[TUNING] ノブを回して放送局に同調すると [STEREO] ランプが点灯しました。
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そして [TUNING] ノブから手を離すとと [LOCKED] ランプが点灯しました。
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正しい動作です。
直りました。
リペア (その5):ハンダクラック予防補修
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SH-T10 でハンダクラックしやすい箇所
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リアパネルにある端子類のリードは基板に直接ハンダ付けされています。
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このハンダ付け部分には、リアパネルと基板の2方向から常にストレスを受けるので、ハンダクラックしやすいです。
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左の写真は [RCA 端子] [出力可変ボリューム] の裏側です。
ヒョロ長いリードが基板にハンダ付けされています。
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右の写真は [アンテナ端子] の裏側です。
ヒョロ長いリードが基板にハンダ付けされています。

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パワートランジスタのリードは基板に直接ハンダ付けされています。
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パワートランジスタ自身が発する熱でハンダ付け部分が劣化してハンダクラックしやすいです。

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予防補修
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上記で説明したハンダ付け部分を補修ハンダ付けしました。
これでまた10年以上は大丈夫です。
リペア (その6):その他
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フロントパネルの透明板の内側に汚れがある
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フロントパネル板を外して内外を無水アルコールで清掃しました。
再調整
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電圧チェック (VP)
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実測値は以下のように良好でした。
| VP |
標準電圧 |
実測電圧 |
判定 |
| Q806-E |
+15V |
+14.1V |
〇 |
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FM 受信部の調整
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調整結果
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製造から40年以上経っているからか、誰かがメチャクチャに弄ったからか、あちこち大きくズレていました。
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再調整で全て規定内に入りました。
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放送局周波数と指針とのズレは±0.1MHz 以内に調整できました。
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FM ステレオセパレーションや高調波歪率などは以下となりました。
素晴らしい非常に良好な値です。
| 項目 |
IF |
stereo/mono |
L |
R |
単位 |
| ステレオセパレーション (1kHz) |
WIDE |
stereo |
62 |
63 |
dB |
| NARROW |
61 |
60 |
dB |
| 高調波歪率 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0.032 |
% |
| stereo |
0.032 |
% |
| NARROW |
mono |
0.065 |
% |
| stereo |
0.065 |
% |
| パイロット信号キャリアリーク |
WIDE |
stereo |
-77 |
-76 |
dB |
| オーディオ出力レベル偏差 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0 |
-0.10 |
dB |
| REC TONE |
WIDE |
mono |
422 |
Hz |
| -6.0 |
dB |
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アナログ回路ですから経年ズレは必ず発生します。
1回/10年 程度で再調整したほうが良いです。
使ってみました
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修理&再調整が終わって
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到着時に照明がほとんど光っておらず、周波数ズレが 5MHz もある悲惨な状態でした。
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全ての調整ポイントがメチャクチャにズレていました。
やはり、誰かが弄っていた気がします。
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照明 LED 化により、美しい輝きになりました。
修理と再調整により、高級機らしい素晴らしい性能と音質に蘇りました。
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デザイン
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宝石のようにずっと眺めていたい美しいデザインです。
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ウッドケースが高級感を醸し出しています。
素晴らしいです。
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照明 LED 化の効果もあり、うっとりする輝きです。
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アンテナ端子は F 端子なので妨害雑音電波の混入を防げます。
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感度と音質
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感度は良く、目的の放送電波をしっかり捉えます。
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レシオ検波らしい、まろやかで嫌味のない気品のある音質です。