SONY ST-SA5ES (16号機) が到着
2026年1月4日、岡山県井原市の A さんより
SONY ST-SA5ES
の修理依頼品が到着しました。
程度&動作チェック
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修理依頼者のコメント
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ヤフーフリマで2025年12月25日に購入ししました。
リモコン付属でした。
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FM 受信
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感度が全体的に下がっておりレベルバーも点灯しませんでした。
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左右の音声セパレーションも下がっているように思います。
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AM 受信
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手持ちの AM アンテナを接続してチェックしましたが感度が下がっています。
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純正アンテナに近いものをヤフオクでで落札して添付しました。
このループアンテナで調整お願いします。
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外観のチェック
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製造シリアル番号は [200186] で、電源コードの製造マーキングより [1994年製造品] とわかりました。
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リアパネルに1997年5月付けの [SONY サービス・メンテナンスシール] が貼ってありました。
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[純正 AM ループアンテナ] は添付されていましたが、[リモコン] は添付されていませんでした。
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[フロントパネル] の天板への折り返しエッジの左側ポツポツと2箇所極小さいキズがあります。
これ以外は綺麗です。
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[リアパネル] に汚れがありますが特に問題ないです。
端子類には少し輝きが残っています。
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[天板] [左ウッドパネル] [右ウッドパネル] [底板] に汚れがありますが特に問題ないです。
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電源 ON してチェック
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電源は入り、ディスプレイの輝度は新品同様です。
操作ボタンなどは正常で、[CAL TONE] ボタンでテスト音が出ます。
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RCA 端子に挿入したプラグを揺すると音が途切れます。
たぶんハンダクラックしています。
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FM 受信
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MUTING = ON では音が出ず、OFF にすると音が出ましたが [STEREO] 表示が出ません。
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S メータの振れは 30% ほどで、感度落ちしています。
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AUTO TUNING すると放送局を見つけられないようです。
たぶん FM 同調点がズレています。
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AM 受信
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添付された純正 AM ループアンテナを接続してチェックしました。
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感度良く、良好受信できました。
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カバーを開けてチェック
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内部にかなり綿ボコリが堆積していました、
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基板は綺麗で、目視で明らかに劣化とわかる部品は見当たりません。
リペア (その1):FM 受信で AUTO TUNING ができず、[STEREO] 表示も出ない
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調査と原因
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AUTO TUNING では FM 同調点電圧が 0V になることで放送局を検出します。
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MPX IC がステレオ検出する条件の1つに FM 同調点検出があります。
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同調点電圧を [R256] の両端で測定したところ、4.9V もありました。
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調整目標値は 0±20mV なので全然ダメです。
これが原因です。
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修理
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同調点検出用 [IFT251] を再調整して直ったのですが、コアをかなり奥まで突っ込まないと S カーブが出ません。
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[IFT251] 内蔵のチタコンが通常の経年変化よりかなり容量抜けしているからです。
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これから更に急速に容量抜けが進行すると思われ心配です。
チタコンを置き換えることにします。
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左の写真の赤〇で囲んだ部品が [IFT251] です。
右の写真は基板から取り出した [IFT251] です。

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左の写真は [IFT251] の裏側です。
チクワの形をしたチタコンが真っ黒になっています。
これが劣化です。
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もうこのチタコンは使えないので、取り外してから [IFT251] を基板に戻しました。
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チタコンの代わりに 30ppm/℃ 温度補償 NP0 積層セラミックコンデンサ 100pF を基板の裏側に取り付けました。
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左の写真で青色の部品が積層セラミックコンデンサです。

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修理後の動作チェック
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AUTO TUNING すると放送局の正しい周波数でスキャンを停止し、放送を受信できました。
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MUTING = ON でも音が出ることを確認しました。
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筆者のところで受信できる全ての放送で [STEREO] 表示が安定に出ることを確認しました。
リペア (その2):FM で感度落ちしている
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調査と原因
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FM フロントエンドの RF トリマコンデンサ [CT103] を回しても容量変化がありません。
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故障しています。
これが感度落ちの原因です。
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修理
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[トリマコンデンサ] ×3個を一斉交換しました。
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左の写真は交換後で、赤〇で囲んだ部品がトリマコンデンサです。
10pF セラミックトリマコンデンサにしました。
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右の写真はこれまで基板に実装されていた故障したトリマコンデンサです。
底部にあるハトメ部分がサビて接触不良になるのです。

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修理後の動作チェック
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交換したトリマコンデンサを再調整して (筆者の環境では) S メータがフルに振れるようになりました。
リペア (その3):[電気二重層コンデンサ] [タンタルコンデンサ] 交換
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概要
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電源 OFF の時は [電気二重層コンデンサ] でプリセットメモリをバックアップします。
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本機は製造後31年経っており、 [電気二重層コンデンサ] はそろそろ寿命です。
交換することにします。
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ついでに [タンタルコンデンサ] も交換します。
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[タンタルコンデンサ] は短絡事故が多く、別の種類のコンデンサに交換すると幸せになります。
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使われていたタンタルコンデンサの耐圧が 6.3V しかありません。
ここには 6V 近くの電圧がかかります。
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タンタルコンデンサは耐圧を超えた電圧がかかると簡単に内部短絡します。
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半世紀前に [人気者] だったタンタルコンデンサは、現在では短絡事故が多いことから [嫌われ者] になっています。
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換装する積層セラミックコンデンサはタンタルより ESR が低く高性能でやや高価な無極性コンデンサです。
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修理
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以下の交換リストのように部品交換しました。
| 部品番号 |
交換前 |
交換後 |
備考 |
| C437 |
10uF/6.3V (タンタル) |
10uF/25V (積層セラミック) |
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| C604 |
10uF/6.3V (タンタル) |
10uF/25V (積層セラミック) |
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| C605 |
0.1F/5.5V |
1F/5.5V |
電気二重層コンデンサ |
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左の写真は交換後です。
大きな赤〇が [C605]、その下が [C604] です。
残る1つは [C437] です。
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右の写真は交換前に基板に実装されていた [C605] [C604] [C437] です。

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電気二重層コンデンサは 0.1F → 1F と10倍の容量になったので、10倍の10ヶ月プリセットメモリを保持できるかも?
リペア (その4):ハンダクラックの補修
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調査と原因
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RCA 端子に挿入したプラグを揺すると音が途切れます。
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おろらく端子のリードのハンダ付け部分がハンダクラックしています。
これが原因です。
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ST-SA5ES でハンダクラックしやすい箇所
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左の写真は [OUTPUT] [FM/AM アンテナ] 端子の裏側です。
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リードが基板に直接ハンダ付けされています。
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ハンダ付け部にはリアパネルと基板の2方向から常にストレスがかかっており、ハンダクラックしやすいです。
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右の写真に写っている長い銅板はアースバーです。
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ここも基板と銅板の熱膨張率が違うのでハンダクラックしやすいです。
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アースバーは電源&GND ラインに使っているので振動で電源が切れたり、GND が浮いたりします。
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最悪、ダイオードや IC などが故障します。

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修理
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[OUTPUT] [FM ANTENNA (A/B)] [AM ANTENNA] 端子
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ビックリしたのですが、全ての端子でハンダクラックがありました。
これだけ多いのは初めてです。
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これらの端子のリードのハンダ付け部分を補修ハンダ付けしました。
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アースバー
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目視で明らかにハンデクラックとわかるハンダ付け部分が数ヵ所ありました。
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数十箇所あるハンダ付け部分を全部補修ハンダ付けしました。
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修理後の動作チェック
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基板を取り外した状態で補修しましたが、チェックは基板を再度取り付ける必要があります。
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ここで大問題が発生!!!
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端子台をリアパネルからタップネジで留めるのですが、取り付け穴が3個ともバカになっています。
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タップネジをいくら回しても締め付けできないのです。
このネジを取り外した時は気が付きませんでした。
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先にこのバカ穴を対策しないと動作チェックもできません。
リペア (その5):端子台を留めるネジ穴が3個ともバカになっている
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概要
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リアパネルにあるアンテナ端子台や RCA 端子台はりアパネルからタップネジで締め付け固定します。
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ところがネジ穴をがバカになっており、いくらネジを回しても締め付けできません。
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本機はリアパネルにある端子類のリードが全てハンダクラックしているのが不思議でした。
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ハンダクラックが多過ぎるのです。
これで原因がわかりました。
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端子台がバカ穴のせいでリアパネルにシッカリ留まっていなっかったのです。
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この状態ではプラグの抜き差し時に、端子のリードに過大なストレスがかかります。
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そうして全ての端子のハンダクラックに至ったのでしょう。
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誰がバカ穴にした?
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リアパネルにある端子台の留めネジを外す必要があるのは、修理で基板を取り出す時です。
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修理の知識のない一般の人がこのネジを外すことはないと思います。
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本機は過去に SONY サービスで修理されています。
可能性の1つとして、この時にバカ穴になったかも?
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おそらく手締めではなく電動ドライバー締めしてガクッと行ったと思います。
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タップネジで締め付ける相手は端子台のプラスチックです。
手で加減して締めないといけないです。
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あくまで可能性があるというだけで SONY サービスの仕業ではないかもしれません。
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修理
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犯人が誰かわかりませんが修理しないと、またハンダクラックします。
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バカ穴になっているのでタップネジは使えず、M3 ミリネジとナットで締め付けることにします。
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左の写真の赤〇で囲んだネジが M3 ミリネジです。
アンテナ端子台の右側取り付け穴部分です。
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平ワッシャとスプリングワッシャを介して、右の写真のようにナット締めしました。

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この作業を3箇所のネジ穴に対して実施しました。
下の写真は修理後です。

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修理後の動作チェック
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[アンテナ端子台] [RCA 端子台] がリアパネルにシッカリ締め付けされていることを確認しました。
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端子類やアースバーをハンマリング試験して、動作異常や音が途切れるなどの事象が発生しないことを確認しました。
リペア (その6):その他
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内部に綿ボコリが堆積している
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エアブロアと刷毛で綿ボコリを除去して少し綺麗になりました。
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[フロントパネル] の天板への折り返しエッジの左側ポツポツと2箇所ごく小さいキズがある
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ごく小さいので、補修塗りではなく、黒マジックペンで化粧して補修しました。
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化粧が落ちてきたら再度、黒マジックペンで化粧すればよいです。
誰でもできます。
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[天板] [左右サイドパネル] [リアパネル] に汚れがある
再調整
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電圧チェック (VP)
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電源回路を修理したので、実測値は以下のように良好でした。
| VP |
表示電圧 |
実測電圧 |
判定 |
備考 |
| JW88 |
+30V |
+30.6V |
〇 |
PLL |
| JW89 |
+15V |
+15.1V |
〇 |
AUDIO |
| JW145 |
-17V |
-17.6V |
〇 |
FL |
| JW213 |
+13V |
+13.1V |
〇 |
DIGITAL |
| JW220 |
+5V |
+5.59V |
〇 |
DIGITAL |
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FM/AM 受信部の調整
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再調整結果
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FM 受信部
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フロントエンドのトリマコンデンサを全数交換したので、トラッキング調整をやり直しました。
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ステレオセパレーションと高調波歪率は大きく改善し、解像度の高い音になりました。
| 項目 |
IF BAND |
stero/mono |
L |
R |
単位 |
| ステレオセパレーション (1kHz) |
WIDE |
stereo |
60 |
65 |
dB |
| NARROW |
34 |
42 |
dB |
| 高調波歪率 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0.028 |
% |
| stereo |
0.029 |
% |
| NARROW |
mono |
0.096 |
% |
| stereo |
0.096 |
% |
| パイロット信号キャリアリーク |
WIDE |
stereo |
-71 |
-77 |
dB |
| オーディオ出力レベル偏差 |
WIDE |
mono |
0 |
0 |
dB |
| CAL TONE |
WIDE |
mono |
398 |
Hz |
| -5.2 |
dB |
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AM 受信部
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添付されたの [純正 AM ループアンテナ] で最高性能になるよう調整しました。
使ってみました
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修理&再調整が終わって
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リアパネルの端子台を留めるネジ穴が3箇所ともバカ穴になっているという初めて経験をしました。
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修理というのは何が起こっているかやってみないとわからないと再認識しました。
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修理と再調整により、本来の素晴らしい性能が蘇りました。
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ワイド FM 対応クリコン
を製作すればワイド FM 受信ができます。
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デザイン
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素晴らしい精悍なデザインで高級感あります。
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サイドウッドの代わりにアルミ製のサイドパネルがあって、これがイイです。
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(C リングパネルがないので) 直接的で軽快なボタン操作ができます。
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感度と音質
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FM の感度は抜群に良く、S/N が良いです。
細かい音がよく聴けます。
艶っぽい音がします。
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AM の感度も抜群に良く、S/N も良いです。
AM としては音質も良く、放送を楽しめます。