TRIO KT-8100 (3号機) をゲット!
2026年2月7日、山梨県中央市の O さんより
TRIO KT-8100
の故障品を研究用に寄贈いただきました。
TRIO のお家芸
パルスカウント検波
のチューナです。
1978年発売で定価は42,000円ですが、アルミ製フロントパネルの厚みは 6mm もあり、天板は頑丈で作りが良く、今、同じものを製造したら倍以上かかるのでは・・・
程度&動作チェック
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寄贈者のコメント
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外観はキズがあって並以下です。
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電源スイッチのレバーは折れておらず無事です。
プッシュスイッチの [MPX] 以外はロックが効きません。
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リアパネルの両サイドにあるべきプラスチック製ガードがありません。
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FM は常にバリバリノイズが出ており、そのノイズの向こうに極僅かにに放送音が聞こえます。
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S メータと T メータは正しそうに動きます。
0.2MHz 程度の周波数ズレがあります。
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初期型なのか、[MC1496] は CAN タイプで、[TR4010A] ではなく [TR4010] です。
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AM は普通に受信できます。
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外観のチェック
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製造シリアル番号は [911462] で、電源ケーブルの製造マーキングより [1978年製造品] とわかりました。
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半世紀物ビンテージチューナとしてはかなり綺麗なほうです。
無傷ということではなく、そう気にならない程度のキズや汚れはあります。
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フロントパネルの上側エッジに僅かなキズがありますが綺麗なほうと思います。
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同調ノブや各スイッチにサビが出ておらず、状態が良いです。
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[FM MODE] [IF BAND] [SELECTOR] スイッチが奥側にラッチしません。
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ダイヤル指針の塗装が薄くなっています。
周波数ダイヤル内側に少しゴミが見えます。
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リアパネルの RCA 端子には少し輝きが残っています。
プラスチック製ガードが左右とも取り外されて欠品しています。
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天板にはそう気にならない程度のスレとサビがあります。
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電源 ON してチェック
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ランプ切れはありません。
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FM 受信
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[S メータ] [T メータ] は正常そうに振れますが音が出ません。
[STEREO] ランプも点灯しません。
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音が出ませんが、メータ類を信じると、-0.4~-0.3MHz 程度の周波数ズレがあります。
85.1MHz の放送を指針位置 84.8MHz で受信
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音が出ないまま通電していたら、不定期にバリッバリバリという雑音が入りました。
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まずは音が出る程度に修理しないと、これ以上チェックできません。
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AM 受信
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カバーを開けてチェック
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内部は非常に綺麗で、基板には目視で明らかに劣化とわかる部品は見当たりません。
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[IC3] は TR4010A ではなくて TR4010 です。
どちらの IC も性能に差はありません。
基板はどちらにも対応します。
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[IC6] は DIP タイプではなく CAN タイプの MC1496 です。
DIP/CAN どちらでも性能に差はありません。
基板はどちらにも対応します。
リペア (その1):FM 受信で音が出ない
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調査と原因
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現象より不具合部位を推定
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[S メータ] [T メータ] の動きが正常なので、[フロントエンド]~[1st IF] は正常です。
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[STEREO] ランプが点かないことより、MPX より前の異常です。
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総合すると [2nd IF]~[パルスカウント検波] に不具合があるということになります。
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下の回路図は [2nd IF]~[パルスカウント検波] の部分です。
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[FL1] [FL2] [FL7] [FL8] [FL3] の LC フィルタが使われており、これらの故障が散見されます。
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このうちのどれが故障してもバリバリ雑音や音が出ないなどの現象が出ます。
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LC フィルタにはチタコンを内蔵しており、チタコンがマイグレーションで故障するのです。

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右の写真は [FL1] [FL2] [FL7] [FL8] [FL3] です。
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[FL1] [Fl2] [FL7] [FL8] は 2nd IF の 1.96MHz の不要成分を取り除きます。
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[FL3] はパルスカウント検波出力の不要成分を取り除きます。
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どのフィルタが劣化してもバリバリ雑音などが出ます。
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最初に [FL3] 周りを調べてみました。
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[IC3] TR4010 の 8pin の電圧を測定すると 0.3V で異常でした。
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上の回路図に記入されている参考電圧は 10V で、0.3V は極端に低いのです。
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KT-8100 を電源 OFF してから [IC3]-8pin~GND 間の抵抗を測定すると 240Ω でした。
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どうやら [FL3] が故障しています。
これが原因です。
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修理
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下の写真は [FL3] を基板から外して眺めたものです。
裏側でチクワの形をした部品がチタコンです。
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一番左にあるチタコンは真っ黒で劣化しています。
抵抗値を測ると 250Ω でほぼ短絡故障状態でした。
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中央にあるチタコンは半分黒化しており劣化が進んでいます。
短絡はしていませんでした。
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一番左にあるチタコンは綺麗で劣化していないと思われます。
短絡はしていませんでした。

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内蔵している3個中2個が劣化しているので、念のため、チタコンを3個とも除去して [FL3] を基板に戻しました。
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左の回路図は [FL3] の内部回路です。
チタコンは 47pF、82pF×2個 を使っています。
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除去したチタコンの代わりに基板の裏側で、右の写真のように 30ppm/℃ 温度補償積層セラミックコンデンサを取り付けました。

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修理後の動作チェック
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FM 受信で [STEREO] ランプが点灯して綺麗な音が出るようになりました。
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不定期に出ていたバリッバリバリという雑音も消滅しました。
同じ原因だったのです。
リペア (その2):[FM MODE] [IF BAND] [SELECTOR] スイッチが奥側にラッチしない
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調査と原因
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スイッチを取り外して分解したところ、スイッチ内部のプラスチック製ラッチパーツが壊れていました。
これが原因です。
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普通の操作ではラッチパーツが壊れることはありません。
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スイッチを奥側にした状態でレバーを思い切り引っ張ると、このラッチパーツが壊れます。
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相手はプラスチックですから・・・
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ですから、自然に壊れたのではなく誰かが壊したのです。
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おそらく、スイッチトップを清掃するためスイッチレバーを外そうとした時と思います。
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この時にスイッチレバーを思い切り引っ張ってラッチパーツがボリッと逝ったのです。
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修理
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ラッチパーツはプラスチック製ですから修復のしようがありません。
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手持ちの部品取り用の KT-8300 の基板から3個のスイッチを移植して直りました。
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左の写真で黄□で囲んだ3個のスイッチが交換後です。

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コメント
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上の右の写真を参照ください。
スイッチレバーは黒色プラスチックで [スイッチレバーエンド] がスイッチに結合されています。
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[スイッチレーバーエンド] と [スイッチの金属プレート] の間にマイナスドライバを入れて隙間を拡大して結合を解除します。
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このようにしてスイッチレバーを外すとスイッチのラッチパーツが壊れることはありません。
リペア (その3):リアパネルのプラスチック製ガードが左右とも取り外されて欠品している
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概要
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KT-8100 のリアパネルの左右には、リアパネルの端子を保護する [プラスチック製ガード] が付いています。
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ところが、本機ではこの [プラスチック製ガード] が欠品していました。
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[プラスチック製ガード] を補充
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部品取り用の KT-8300 から取り外して保管していた [プラスチック製ガード] と [留めネジ] を移植して直りました。
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写真で黄□で囲んだパーツが移植した [プラスチック製ガード] です。

リペア (その4):ダイヤル指針の塗装が薄くなっている
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概要
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半世紀の経年変化でダイヤル指針が色抜けして薄い黄色っぽくなっていました。
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このままでも使用できるのですが、みすぼらしいので手直しします。
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修理
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元は赤色だったはずなので、この色で補修します。
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自動車用タッチアップペンの [トゥルーレッド色] で指針を再塗装しました。
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右の写真は再塗装後で、綺麗な赤色に蘇りました。
リペア (その5):その他
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周波数ダイヤル内側に少しゴミが見える
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フロントパネルを外して内部全体とダイヤル面を清掃しました。
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ススのようなゴミが綺麗に取れてダイヤル面が美しくなりました。
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-0.4~-0.3MHz 程度の周波数ズレがある
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別項の「再調整」で述べたように、調整で直りました。
再調整
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電圧チェック (VP)
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実測値は以下のように良好でした。
| VP |
標準値 |
実測値 |
判定 |
| R120(左) (Q14-E) |
+14V |
+14.0V |
〇 |
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FM/AM 受信部の調整
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調整結果
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FM 受信部
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同調点が少しズレていました。
再調整で規定内に入りました。
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OSC トラッキング調整で周波数ズレは直りました。
76.0~90.0MHz で ±0.1MHz 以内の精度に入りました。
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RF トラッキングで大きな調整ズレがありました。
たぶん誰かがトリマコンデンサを弄っています。
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ステレオセパレーションなどは以下となりました。
素晴らしく良好な数値です。
| 項目 |
IF BAND |
stereo/mono |
L |
R |
単位 |
| ステレオセパレーション (1kHz) |
WIDE |
stereo |
57 |
59 |
dB |
| NARROW |
48 |
48 |
dB |
| 高調波歪率 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0.032 |
% |
| stereo |
0.032 |
% |
| NARROW |
mono |
0.30 |
% |
| stereo |
0.30 |
% |
| パイロット信号キャリアリーク |
WIDE |
stereo |
-79 |
-72 |
dB |
| オーディオ出力レベル偏差 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0 |
-0.05 |
dB |
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AM 受信部
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RF トラッキングで大きな調整ズレがありました。
たぶん誰かがトリマコンデンサを弄っています。
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IF 調整が少しズレていましたが、再調整で規定内に入りました。
使ってみました
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修理&再調整が終わって
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本機もパルスカウント検波機のウィークポイントである [LC フィルタの故障] が不具合の原因でした。
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チタコンにマイグレーションが発生して 劣化→故障 に至るのです。
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マイグレーションは電圧差がある箇所に発生します。
チタコンに電圧を掛けない設計になっておれば防げたはずです。
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当時はマイグレーション自体があまり知られていない頃で、まあ仕方ないですね。
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チタコンを温度補償型の積層セラミックコンデンサにすれば電圧が掛かっていてもマイグレーションは発生しません。
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修理と再調整が終わった KT-8100 は高性能で非常に音が良いです。
パルスカウント検波はやはり音が良いです。
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デザイン
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ともかくデカイですが、昔はこれで標準サイズだったのです。
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フロントアルミパネルは最厚部は 6mm もありヘアライン仕上げで良好です。
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チューニングノブは直径 50mm で無垢アルミではなく、内部はスカスカです。
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電源を入れるとダイヤルスケールが浮き上がって表示され、美しいです。
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[IF BAND] スイッチで FM IF BAND を WIDE/NARROW に切換できます。
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FM アンテナ入力は F 端子ではなく、同軸ケーブルを直接接続する方式です。
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FM 受信
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周波数ダイヤルと指針が見易くスムーズに同調操作できます。
メータもかなり見易いです。
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感度は良く、音の解像度が良く高音質です。
さすがパルスカウント検波です。
お奨めできるチューナ
です。
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AM 受信
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バーアンテナなので、感度が良いです。
音は AM のナローなりに良いです。